新500円硬貨の、うち初め式が造幣局さいたま市局で行われました!
新500円硬貨発行の理由
今回、21年ぶりに新発行されることが決まった新500円玉ですが、偽装防止の強化が目的らしく、現在の500円玉に比べ、大きく3つの変更がなされているそう。
当初は、2021年上期の発行が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大による金銭機器の改修作業への影響を踏まえ延期されていたようです。
今年の1月に財務省によって10月以降に延期するとの発表があり、現在は11月に発行されることが決まったようです。
新500玉硬貨の写真と共に、うち初め式が21日に行われたことが報告されると、ネット上では「早く欲しい!」「デザインが好き!」「1ユーロに似てる!」などのコメントが寄せられていました。
また、気になるコメントに「キャッシュレスが普及してるのに、新硬貨の発行なんて意味あるの?」なんて投稿もみられました。
確かに、ここ数年一気にキャッシュレス化が進みましたよね!
私もキャッシュレス派で基本現金は使いません。
硬貨が最後に新発行されたのは21年前ということで、キャッシュレスなんて言葉もみんな知らなかった時代!
キャッシュレス化の今だからこそ感じる新硬貨発行に対する問いですね!
現在の500円玉との違いは?
大きく3つの変更がなされたという新500円玉ですが、どのような違いがあるのでしょうか?
1つに「バイカラー・クラッド」と言われる二色三層構造が導入されたことが挙げられます。
具体的には、現在の500円玉では亜鉛とニッケルからなる「ニッケル黄銅」が使われているのに対し、新500円玉ではこの「ニッケル黄銅」に加え、銅とニッケルでできた「白銅」それに加え「銅」と3種類の金属が使われております。
まさに二色三層の構造というわけですね。
そしてなんとこの2色の硬貨が取り入れられるのは通常通貨では初めてのようです!
2つ目に、現在の500玉は縁に同一方向でギザギザが刻まれているのに対し、新500円玉はこの一部を異なる形状にしたというもの。
こちら「異形斜めギザ」と呼ばれ、前述にあったように、斜めギザギザの一部を他のギザギザと異なる形状にしたものなのですが、なんと驚き!こちらの採用は日本通貨のみならず世界の通貨にも採用されたことがなく、現在世界初だそうです。
3つ目は、裏面の端に小さく「500YEN」「JAPAN」と刻印されていることが挙げられるそう。
他の硬貨や紙幣の新発行はある?
新紙幣発行が2024年上半期に予定されているのをご存知の方は多いのではないでしょうか?
では硬貨はどうでしょうか?
500円玉以外の現在の硬貨は1950年代から1960年代にかけて新発行されたもので、それぞれ50年以上たっていますが、新発行の予定はないようです。
理由は硬貨の中で500円玉の偽装が特に多いことが挙げられるそうです。
11月に発行の新500円玉に加え、2024年に発行予定の新紙幣の発行が今から楽しみですね!