71年前に植えた「リュウゼツラン」が開花したと話題になっています。
71年前に植えられた「リュウゼツラン」
この「リュウゼツラン」は神奈川県伊勢原市に住む87歳の男性によって植えられれました。
71年前の高校1年生だった頃に学校から株をもらって植えたそう。
その「リュウゼツラン」が71年という月日を経てようやく開花したということですね。
昔話に出てきそうななんともほっこりする素敵なお話です。
男性は「人生の終末にいい花を見せてもらった」とコメントしているそう。
またネット上でも「話が素敵すぎる!」「おじいちゃんの人生と共に成長したリュウゼツラン!」「神秘的な花だな。」「咲けばニュースになるほど凄いのか〜」などといったコメントがたくさん寄せられていました。
リュウゼツランとは?
今回71年目にして開花した「リュウゼツラン」とはどういった植物なのでしょうか?
メキシコを中心にアメリカ大陸全体に分布している多肉植物で、世界中には300種類以上あると言われているようです。
直径5センチ程度の小さなものから、5メートルをこすような大きなものまで存在し、今回の71年の歳月を経て開花した「リュウゼツラン」は7.5メートルまでに成長していたそう。
開花までに71年という内容からも納得のいく成長具合です。
成長が遅いことから100年に1度開花する植物、「世紀の植物」と呼ばれており、総称としては「アガベ」と呼ばれています。
「リュウゼツラン」とはあくまで1種の品種のことを指し、日本では「リュウゼツラン」または「アガベ」の両方で呼ばれることが多いようです。また漢字で「竜舌蘭」と表記されることもあります。
10年から数十年かけて咲き、中には数年の内に咲く場合もあるそう。
食用、繊維作物、観葉植物として栽培されており、食用ではそのままサトウキビのように消費されたり、アガベシロップと呼ばれる甘味料として利用されたりしています。
テキーラの原料にも
また、テーキラの原料としても有名だそう。
これは意外と知らなかった方も多いのではないでしょうか?
私もこの情報は知りませんでした。
テキーラはアガペ(リュウゼツラン)の茎を原料につくられる蒸留酒で、指定された地域で生産されたという品種のアガベ(リュウゼツラン)を使って、指定された地域で蒸留したもののみがテキーラと呼ばれ、定義上メキシコでのみ生産が許されるお酒です。
テキーラといえばメキシコのお酒というイメージをお持ちの方も多いと思います。
私の友達にもテキーラの大好きなメキシコ人がいます。
そういった背景にはこのアガベ(リュウゼツラン)が主にメキシコで栽培されているといったことあげられたんですね!