東京オリンピックのボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈選手ですが、獲得直後の会見で引退を表明しました。
日本女子初の金メダル
8月3日に行われた東京オリンピックのボクシング女子フェザー級の決勝戦で入江聖奈選手が見事金メダルを獲得しました。
日本女子が今までになし得なかったオリンピックボクシング女子のメダル獲得。
今回その歴史を覆した入江聖奈選手は初出場にして日本女子史上初となる金メダルを獲得しました。
また、入江聖奈選手の出身は鳥取県の米子市。
鳥取県では今までに金メダル獲得をしたオリンピック選手がいなかったため、鳥取県初のオリンピック金メダリストとなったようです。
入江聖奈選手のこの快挙はまさに歴史的。日本女子ボクシング界の新たな活躍のきっかけとなってくれるでしょう。
そして、鳥取県初の金メダリストの誕生、おめでとうございます!
ネット上でもこの歴史的快挙に「入江選手おめでとうございます!」「心からお祝い申し上げます。」「金メダルおめでとう!そしてありがとう!」などたくさんの祝福メッセージが寄せられていました。
フェザー級とは?
今回入江聖奈選手が金メダルを獲得したボクシングの階級であるフェザー級がどういったものかご存知でしょうか?
ボクシングに詳しい方ならもちろんご存知だと思いますが、意外と知らない方も多いのではないでしょうか?
ボクシングの試合では、公平になるよう近い体重の選手同士が戦うということがルールで決められています。
そのため、選手の体重によって女子のボクシング階級は18種類に細かく分けられています。
そして、今回の東京オリンピックではフライ級(50.80キロまで)、フェザー級(57.15キロまで)、ライト級(61.23キロまで)、ウェルター級(66.68キロまで)、ミドル級の5階級のみが行われました。
男子ボクシングでは、この女子の階級にライトヘビー級、ヘビー級、スーパーヘビー級が加えられた計8階級で行われました。
引退表明
オリンピックで日本女子初となるボクシングでの金メダル獲得という快挙は遂げた入江聖奈選手ですが、表彰式後の記者会見でまさかの引退表明。
記者会見では、3年後のパリ大会での連覇を聞かれた際に「自分のなかで有終の美で終わりたいっていうのが強くありまして、大学いっぱいでボクシングは辞めるつもりです。」と話したそう。
メダリストにはどうしても次回大会の連覇を期待してしまいがちですよね。
そういった中での引退表明は少し残念ですが、入江聖奈選手はまだまだお若い21歳。
今年が大学最後の年ということで、大学卒業後は競技を続けず、就職を考えているようです。
これからもたくさんの活躍をして欲しいなと思うところではありますが、オリンピックで金メダルを獲得したという快挙。
そんな素晴らしい経験を今後の就職活動や仕事に活かし頑張って欲しいです。