ネット上で東京オリンピックのメダルケースのデザインが素敵すぎると話題になっています。
オリンピックのメダルケース
東京オリンピックは早くも中盤に差し掛かっています。
すでにメダルを獲得した選手も多く、日本人選手のメダルラッシュも続いています。
次々とメダルを獲得していくオリンピック選手。
そんな中、獲得したメダルをい入れるためのメダルケースがネット上で話題となっています。
Twitter上では「東京2020オリンピックのメダルケースをデザインしました。アスリートの力強く美しい姿と一緒に大会を支えた職人たちの美しい仕事も是非多くの方に知っていただければと思います。」
などといった内容と共に実際のメダルケースやメダルケースがつくられている写真が同時に投稿され、たくさんのリツイートやいいね!が付けられるなどして話題となっていました。
コメントには「素敵!」「そういうものがあるんですね、美しい!」「めちゃくちゃかっこいい!」「日本ぽいしかっこいい!」「誇らしく思います。」などたくさんの称賛の声が寄せられていました。
というのも、見た目がとても素敵なんです!
藍色のメダルケースの真ん中には東京オリンピックのエンブレムと五輪マークがそれぞれが入れられており、シンプルですがとても日本らしさが出ています。
その魅力とは?
直径12センチで奥行きが6センチのこのメダルケース。
見た目だけではなく、中身の細部まで職人さんの技術やこだわりが取り入れられているそうです。
まず一つに、北海道産のタモ材でできていることが上げられます。
タモ材は家具やフローリングによく使われている木材で、特に北海道で多くみられます。
木目の美しさが特徴と言われるほどはっきりとした木目が流れており、10年ほど前から高い人気を誇っているそうです。
そんなタモ材は硬質で弾力性に富むため、その硬さから「不屈の精神」を表現しているそう。
他にも、メダルケースは藍色をしているのですが、このタモ材に塗られた藍色は古来より用いられてきた伝統色で、勝利を表す色でもあるそうです。
また、藍色の奥にはタモ材の一つ一つ異なる個性豊かな杢目が浮かび上がっており、こちらはオリンピック・パラリンピックの多様性を象徴しているそうです。
職人さんのメダリストに向けた素敵なこだわりがたくさん感じられますね。
次に、表面からは見えない部分に磁石が配置されており、それによってフタと本体が磁石によって繋がった輪のように開いて、メダルをディスプレイすることができるようです。
テストを何度も繰り返し試行錯誤の末に決まった磁石の位置はコンマミリ単位でこだわっているそう。
見えない部分にも職人さんの技術が隠されているのは本当に素晴らしいです。
製造した会社は?
北海道津別町の家具メーカー「山上木工」が制作を担当したようです。
「山上木工」1950年創業の家具メーカーで、自社のブランド家具である「ISU-WORKS」の製造販売や木材の特殊加工などを行うサービスを提供している会社だそうです。
「山上木工」は社員役20名の会社で5000個ものこのメダルケースを手作業でつくりあげたそう。
職人さんの技術や思いがぎっしりと込められたこのメダルケース。
メダリストの選手の皆さんは喜んでくれること間違いなしです。